lumiの日常綴り

人間が一番おもしろい!

2026-01-01から1ヶ月間の記事一覧

基本の奥にあるもの

5年前、罹患した病により一時は寝たきりにまで至った私ですが、今は"寛解"という状態を保ちながら、仕事にプライベートに、アクティブな毎日を過ごしています。 さて、一定期間寝たきりになると、先ず落ちるのは筋力。リハビリは、毎日のラジオ体操から開始…

回りくどい催眠術

小学生の頃、『催眠術』が流行ったことがありました。 実際は、「催眠術にかかるか否か?」よりも、術師役が放つ際どい質問に、かかったふりをする側がどう答えるのか。皆の注目は、そこに集まっていました。かからないことが前提の、他愛ない「ごっこ」だっ…

それだけじゃない風景

先週末、この時期だけに咲く小さな花を見つけに馴染みの公園へ出かけた。私は極小サイズの冬の山野草が大好き。ちらほら咲き始めたとの噂をキャッチし、嬉々として向かったのだ。 着いてみると、同じ目的で集まったのであろうお仲間さんたちが、揃って地面に…

どうしようもないことだから

自己嫌悪に陥って相談した時の、友人Aちゃんの慰め方が私は大好き。 「それは、あれだ!ホルモンが悪い!」「あー、それはねー、脳のどこかのせい!」 「脳のどこやねん!?」と突っ込みたくなるが、まあそれはさておき。 何が好きって、ちゃんと私のせいに…

動かせない記憶の順位

記憶とは思い通りにいかないものだ。 大好きな祖母を失って悲しくて仕方がないはずなのに、葬式の最中に私が最も意識していたことは、「お坊さんに私の靴下の柄が見つかったらどうしよう…」そんな些細なことだった。 当時はまだ喪服など持っていなかったから…

幸せな最後を作る人

遠くの地に住むMさん。時折メールや手紙、贈り物のやり取りで親交を続けている、恩人とも言える関係の友人だ。 彼女は無類の動物好きで保護犬関連のお手伝いもしており、自身も難しい持病を持つ大型犬の保護犬を引き取って、ここ数年はそのお世話に全力投球…

履歴書に書けない特技

「特技はなんですか?」と訊かれたら、あなたはどう答えますか?いまの私が思い浮かべること。それは、「中和剤になれること」です。 なんのこっちゃ?と思われるかもしれませんね。不毛な対立を続ける両者の間に入り、なんとなく空気を和らげる。一言でいえ…

お古の定義

長男は初めての子なので洋服は新品を着せていた。対して、3歳違いの次男は兄のお古ばかり。 所々に汚れあり色褪せありの服を嫌がりもせず着てくれる次男に対し、私はことあるごとに「ありがとうね」と声をかけてきた。 あれは、次男の幼稚園入園に際し、準備…

ため息の正体

通勤電車でいつも見かける完璧な装いのビジネスマン。今日、その人の眼鏡が突然真っ白に曇ったのを見て思わず吹き出しそうになった。 そういえば、名高い受験講師がクイズ番組で易しい問題を間違えた時も和んだし、料理番組で先生が調味料を入れ忘れた時もホ…

クリスマスローズの願い

広い群生地にただ一つだけ咲いていたフライング気味のクリスマスローズ。辺りにはまだ蕾すら見当たらない。俯き気味に咲くその花を真正面から見てみたくて、慎重にカメラを滑り込ませた。 ところが、画像越しに覗いたその顔はなにやら不満気だ。「邪魔しない…

嘘

20代の頃、イタリアを旅した時のこと。どうしても行きたい場所の一つに『真実の口』があった。海神オケアノスの顔をかたどった大理石の彫刻で、映画『ローマの休日』に登場し一躍世界に知れ渡った観光スポット。その口に嘘つきが手を入れると噛みちぎられる…

そして誰もいなくなった

先日、職場の同僚Tくんと免許の話で盛り上がった。彼は学生時代に合宿型の教習所で免許を取ったのだが、一緒に入所した友人5人が優秀で次々に卒業していき…リアル「そして誰もいなくなった」の状況になったのだという。(誰も殺されてはいませんが) 一人また…

いま聴きたいフェードアウト

最近は滅多に見かけなくなったけれど、昔の洋楽やJ−POPには「フェードアウト」という技法がよく用いられていた。 徐々に音が遠ざかっていく時の名残惜しさと、終わりへ向かう物悲しさと。 なんだか、人の別れにも似ている。恋人にしろ、友人にしろ、先ずは予…

怒りの達人

人の本質を見る上で参考にすべきはネガティブな感情だ。 怒り、恨み、嫉妬… それらの感情はポジティブな感情よりもコントロールが難しい分、顕著に「その人」が表れるように思う。 面白い現象だなと思うのが、普段は標準語を話しているのに、怒ると思わず出…

美味しい文章

突然ですが、文章って料理に似ている気がしませんか? どれだけ高級な食材を集めても、食材同士の相性が悪ければ美味しい料理にはならない。 同じように、 どれだけ難しい言葉を並べても、言葉同士の波長が悪ければ心に響く文章にはならない。 それから、料…

似て非なるもの

私は一度も煙草を吸ったことがない。 その理由はおそらく、私が学生の頃の父の印象にある。何度も何度も禁煙に失敗する姿を見て、「初めの1本目を吸うか吸わないかが鍵」と悟ったからだろう。 だが面白いのは、別次元で煙草への憧れが存在していたことだ。 …

雲ひとつない空

久しぶりに見た、雲ひとつない青空。 たまになら清々しく見えるのに、たびたび見かけると何か寂しい。 雲は何処にいるのかな? なんとなく探してしまう。 なんだか夫婦に似てる。 明日は雲のいる空が見たい。 明後日も明々後日も、雲のいる空がいい。

諺の彩

小3の時の担任は諺好きで、大きな紙に筆を振るっては教室のあちこちに掲示していた。 「急いては事を仕損ずる」 「塵も積もれば山となる」 「十人十色」… 常に身近にあることで、難しい字の諺もすっかりクラスに馴染んでいた。誰もが気軽に口にして、ごっこ…

丁度いいクスクス笑い

先日の仕事帰り、近くの公園から子どもたちの笑い声が聴こえてきた。拍手に歓声も織り交ぜて、まるで野外ライブのような盛り上がり。みんなで「ごめんなサイドステップ♪」と繰り返しながら、踊るようにサイドステップを踏み続けている。 いつからやってたん…

しあわせな妄想

お気に入りの自然スポットでお花の写真を撮っていたら、時々見かけるカメラおじさんが近くに来てこう言った。 「今日は太陽がいい仕事してるねえ。」 確かに、写真は太陽光が命。私みたいにスマホで撮る場合は尚更、重要度が高い。 「ほんと、そうですねえ……

アマチュアという分野で

はてなブログで綴り始めて2か月余り。皆さん独自の分野やスタイル、主張、それぞれの生活があり、いつも興味深く、そして楽しく拝見しております。 他の場所から移ってこられた方も多いようですね。私も、5年ほど前になりますが、別の場所で文章を書いてい…

生まれた順番

血液型占いにはあまり信憑性を感じないが、生まれた順番が性格形成に影響するという説には賛成だ。 一般的に出回っている説のうち、知人友人の検証も踏まえ、抜粋するとこうなる。(あくまで一般論です。正誤も含め、この限りではありません。) ①長子は面倒見…

可愛いルッキズム

「綺麗ですね」と褒めるだけで、場合によってはセクハラ認定されかねない昨今。ルッキズムに対する抵抗感も年々高まり、ミス〇〇のようなコンテストも徐々に形を変えつつある。 けれども…美しいものを美しいと称えるのは、いけないことなのだろうか?純粋に…

信じてないけど信じたい

私は死後の世界を信じてはいないはずだ。だがひょっとすると、そうではなかったのかもしれない…。 先日、友人に「去年観たもので印象に残っている映画は?」と訊かれ、真っ先に思い浮かんだのは「片思い世界」だった。 「じゃあ、好きな本は?」と訊かれ、ス…

グレー色の罪

その人に会うと、心臓がドキドキする。 その人に会うと、体が緊張してロボット歩きみたいになる。 その人に会うと、顔が勝手に良い人ぶろうとする… 「警察官」という職業がどういうものかを理解して以来、彼らに出くわした時の私は明らかに挙動不審だ。 法に…

輝くぞうきん

次男は赤ちゃんの頃から物静かな子だった。口数も少なく、活発な長男とは正反対のタイプ。なんでも自分から報告してくる長男はある意味わかりやすいのだが、次男はおとなしい分、謎が多い。そのため、注意深く見守ってきた。いつでも手を貸せるよう、心の内…

表情のバグ

思春期の頃、箸が転んでも可笑しくて仕方なかった私は、ついに緊迫したあの場面でも笑いの衝動を抑えきれなくなり困っていた。そう…「怒られている時」だ。 その日、クラスメイト2人と私は担任にこっぴどく叱られていた。実はそれは先生の思い込みによる完…

365日分の一言

5年前の師走は闘病中で年賀状が出せなかった。当然、事情を知らない人達からは年賀状が届く。 一年に一度、年賀状でしかやり取りを交わせない人もいる。連絡を取れないわけじゃないけれど、そのぐらいの距離感がお互いに心地良い、そういう人達。添えられた…

仙人の風

一年の始まりの日。私の頭上にあった雲は分厚くて、なかなか頑固そうな顔をしていた。風はどうやってこの雲を動かしているんだろう…。 去年の12月初め、私の部署に配置換えされてきたYさん。その気難しさは社内に知れ渡っており、私もなんとなく動向を見守っ…